はんこ歴史館 その9 ■江戸時代の印鑑

■江戸時代の印鑑
 川家康の印鑑の特徴は儒教に関わる文字を採っている点です。最初の印鑑は「福徳」と刻まれていました。やがて、「忠怒」、「無悔無損」という印鑑を使うようになっていきます。
 ちなみに、公的な貿易船にもおなじように自分の名前「源家康忠怒」の入った「朱印状」を与えています。これを携えた貿易船が「朱印船」です。戦乱を経て泰平の世が訪れると、行政が細やかに整備され、商業が発達するにつれて、印鑑は庶民にまで普及していきます。証文に用いられる印鑑は当時から実印と呼ばれ、名主が農民たちの印章を預かり、これを代官に届け、これによって印鑑帳がつくられました。
 また、今日の戸籍台帳ともいえる「宗門人別改帳」も作成され、寺の住職が檀家であることを証明するために印鑑を捺しました。

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